1.水道管の叫びレジメ(安全な給水管路の確保のための診断基準と改修技術に関する調査研究)

1-1  発がん物質と水道管塗料・1,資料手引き  2,計画書 3,報告書 4,劣化対策         

1-2 給水管NMR(核磁気分析)検体と解析」2,芳香族化合物(MDAについて)の見解    
2、平成29年水道イノベーション・管更生用塗料100年耐久性。
2-1 ボールライニング工法0.5mm以上の厚みで配管更新と同等以上の性能確保
3、 給水管路材質ごとの汚染付着度合 いおよび衛生管理手法の調査研究
3-1 塩ビ管及びケミカル管に付着する汚染物をラップ給水管アイス洗浄で解決発見
4、地域ごとのミニ公共飲料水システム
4-1. 命を守る水グリッドとは 提案

1 .水道管の叫びレジメ

(安全な給水管路の確保のための診断基準と改修技術に関する調査研究)

 

1-1-1 発がん水道管塗料  ❶「資料手引き」

『水道管』更生工事(水道管内面の塗装)の塗料使用状況の推移

  • S49年5月14日日本水道協会:JWWA-K115制定「水道用タールエポキシ樹脂塗料塗装方法」芳香族硬化剤(MDA含有)
  • S57年  旧建設省(国土交通省)AS、NPC、ARの三工法を建物用更生工事として技術評価。
  • S58年4月30日米国EPA発表:MDA硬化剤に発がん性あり同年、米国では水道用への使用禁止措置

  • S59年、 WHO(世界保健機構)勧告:水道用タール系塗料の使用禁止
  • S60年7月9日 北海道消費者連盟が札幌市水道局にMDAを含むエポキシ樹脂塗料の使用中止要請、読売新聞・朝日新聞などが発がん物質の溶出指摘
  • S61年11月 日本水道協会 水道本管更生工事のMDA溶出に関する調査報告
  • H元年8月 日本水道協会:JWWA-K135制定「脂肪族系硬化剤を指定」(水道本管塗料変更)
    JWWA-K115:芳香族硬化剤(MDA含有)は水に触れない部分に限定
  • H元年8月 ビル・マンション分野の管更生業界は水道局指示に従わず「当組合の前進・産学共同(全国環境技術保全振興会会長故笠原英司博士グループ)」を除き従来塗料で工事推進。
  • H17年1月15日
    マスコミで発がん物質問題を取り上げた(建物内更生工事が芳香族MDA含有塗料を使用している)日本管更生工業会劣化塗料見解(MDAは使用しているが発がん性はわずか)
  • H21年4月28日
    衆議院議員平岡秀夫氏:国会質問第348号:マンションやオフィスなどの貯水槽からの給水管の劣化に伴う健康・安全対策に関する質問=内閣総理大臣麻生太郎氏:同答弁348号(発がん事故の報告はない・民間分野につき調査の緊急性はない)
  • H21年6月2日
    欧州化学物質庁(ECHA):
    7種の非常に高い懸念のある物質(MDAを含む)の厳格な管理を勧告
  • H21年6月26日 給排水管路再生事業協同組合、国の助成にて劣化樹脂の実態調査を申請・事業研究開始

1-1-2,❷ 計画書

安全な給水管路の確保のための診断基準と改修技術に関する調査研究

中小企業活路開拓調査・実現化事業(中小企業組合等活路開拓事業)

■ 平成21年1月30日に、総理大臣の承認を背景として、産官学の推薦委員による執行審議会開催により、「水の安全保障戦略機構」が設立されたことは周知の通りです。

 本機構は、国民全員の参加を基盤として、国政のリーダーシップの下、産官学の総合連携により、国内外の水問題解決に向けて行動する主体である「チーム水・日本」の活動を支援することを目的としています。さらにまた、基本戦略委員会、民間活動導入委員会、技術普及委員会の切り口で、15の専門委員会による展開が計画されています。

当組合と致しましては、本機構の設立と活動に賛同すると同時に、水道事業者によって構成される「生命の水道・ニッポン運営委員会」の活動に関して、積極的に支援させて頂く所存でした。

残念ながら、中川昭一議員の死によって、外国資本の水支配から日本を守るという志向性は以後、チーム水・日本にはなくなりました

この志を当組合は微力ながら引きつぎ、以下の調査・研究を行いました。

■ 我が国の水道は、今大きな転換期を迎えております。量的な整備がほぼ行われた中で 財政の健全性を保ちつつ、水道水質の向上、渇水や震災に対する水道システムの安定性向上、多様化・高度化するニーズへの適切な対応など、水道サービスの質が問われております。

さらにまた、老朽施設の更新・再構築、施設の耐震化、熟練職員の一斉退職とそれに伴う 技術継承の問題など山積みされていることも事実です。  この背景下、水道事業運営基盤の強化のために、「水道の広域化」と「公民連携」の推進が、大きな課題であるといわれております。

■ 特に、水道局の管理対象外である、マンション、ビル、学校、病院等の受水タンクから 蛇口までの給水装置に関しては、正に「公民連携」でその安全と安心の継続保全を行うことが、そこに居住する生活者を守るための必須課題であると言えます。

 今回は、上記理由を背景とした視点と、「水環境の安全をめざす」給排水管路の再生事業者としての立場から、安全な給水管路の確保のための、客観性と精度の高い診断基準と改修技術について調査研究を行います

《テーマの選定理由》

■「東京水」に代表されるように、東京都水道局の公表通り、建物の前まではおいしい安全な水が届き始めました。  

 しかし、マンション、ビル、病院、学校等に代表される、受水タンクのある建物の中の水道管は、水道局ではなく、その所有者自身による管理責任であることは、行政区分による公的事実であります。  

 昨年4月(2010年)から東京都水道局は、さらにおいしい安全な水の供給のために、水道管からの直接給水方式である、増圧給水設備による給水装置への切り替えの試みを始めました。この受水タンクを経由しない、水道管からの直接給水方式により、生活者は東京都の推奨するおいしい安全な水を飲むことが出来ることになります。

■ しかし、今回の東京都水道局の試みの前提条件として、指定給水装置工事事業者による

 ① 既設配管の材質  ②耐圧 ③水質(又は浸出性能)の、事前確認が義務付けられております。

 さらに、③水質(又は浸出性能)の確認に関しては、次のアからウまでにかかげる場合に応じ、水質試験(又は浸出性能試験)を行い、該当する事項を確認することが義務付けられております。

 ア 更生工事の履歴のない受水タンク以下装置を給水装置に切替える場合

  イ 更生工事を施工した履歴があり、ライニングに使用された塗料・工法及び施工状況が明らかな場合

 ウ 更生工事を施工した履歴があり、ライニングに使用された塗料・工法及び施工状況が確認できない場合

 ※ 注:ライニングとは、更生工事の技法です。

■ また、「ウ」の施工状況が確認できない場合は、試験項目の浸出基準の45項目全てにおいて行うことが義務付けられています。  

  但し、その試験項目には、1985 昭和60年にWHO(世界保健機構)で発がん性問題を指摘された、水道管塗料成分の項目が含まれておりませ

1985年以来水道管と発がん物資(メチルジアニリン)が問題化する。

しかし、平成元年に非発がん性が確認され水道用塗料成分として決定された製品ではなく、

従来の発がん性塗料を用いた改修工事が多く行われていたことも、水道業界内部では既成の事実でもあります。

マンションやビル分野の水道管更生業者は一社を除き、発がん懸念の塗料を使い続けました

の事実は、日常的に水道水を利用する生活者にとって、非常に大きな問題点でもあります。  

今回の事業は、東京都水道局のおいしい安全な水の供給への試みをフォローする「公民連携」の視点から、発がん性物質の検査項目を加えた給水管路の診断基準と、安心できる改修技術の研究を行うことを目的とします。 《実現性と期待される効果》

■当組合は、30年以上の配管診断実績と、公的認定の更生技術を背景とした、日本初の水環境の改善を推進する協同組合です。

今回、発がん性があると言われる成分の有無を検査対象に加えることと同時に、さらに客観性と精度の高い診断基準と改修技術について調査研究を行うことは、水道局の供給するおいしい安全な水を、建物内の給水管路の出口となる蛇口まで、安全安心の水環境で提供することの実現に他なりません

■ 同時に、築後20年以上のマンション、ビル、学校、病院等の、給水管路の適正な診断需要は、さらに適正な給水管路も改修工事の需要に繋がることでもあります。  本調査研究対象の一つでもある改修技術の研究成果の普及により、中小水道事業者の事業活性化に繋がることが期待されます

1-1-3 ❸ 報告書平成21年度)

 中小企業活路開拓調査事業報告書
安全な給水管路の確保の為の診断基準と改修技術の調査研究
はじめに 給排水管路再生事業協同組合(通称「水」WRAP)

2010年 2月



○……いきなりで恐縮ですが、ここに掲げた一枚の線形グラフを見てください。 これは、NMR(核磁気共鳴)装置を使って分析した、道管の内側の汚染物質のスペクトルです。(A医療施設の線形グラフを掲載)

○……スペクトルとは、NMR装置を使って、分子レベルで見た分析対 象物質の、原子や分子の持つエネルギー、その吸収または放出の状態をキャッチしたものです。NMR装置の何たるかについては、レポートの中で後述します。

○……老朽化したマンションなど水道管がひどく汚れていることは、水道業界の長年の「常識」となっていました。しかし、水質や貯水槽の検査はあっても、管路の内側にくっついている汚染物質を、分子・原子核レベルで測定し、物質の正体を突き止めることなど、ついぞ行われたことがありませんでした。

○……今回、経済産業省=中小企業庁の施策のもと「安全・安心な水道水(管)づくり」のための管路内有害塗料分析事業が、平成21年度国家助成の対象となりました。
 この事業に取り組んだ当組合=給排水管路再生事業協同組合(通称 「水」WRAP)が、科学史上初めて、水道管汚染物質の成分割り出しに成功したのです。

私たち組合関係者は、この分析成功を「水道変革元年の事件」と呼 んでいます。なぜそのように呼ぶのでしょうか?

○……スペクトルの線形、一番左側の突出した線形を見てください。とがった頂きを持つ線形は、芳香族系エポキシ樹脂接着剤(硬化剤)の多量の存在をしめしています。

○……芳香族系硬化剤とは、MDA(メチレンジアニリン)を含む化合物質のことです。発がん性の危険ありとして米国環境保護庁、欧州化学物質庁が、こぞって使用禁止措置を取っている毒物、それがMDA(メチレンジアニリン)です。

○……このMDAは、東京・新宿区のA医療施設=築35年の水道管から採取されたものです。「風呂の蛇口から赤い水が出る」の訴えを受けた出入りの一級建築士が、水道管の一部を抜き取り、サンプル採取した、その水道管の内壁に塗られていた防錆用塗料=MDA含有塗料が、スペクトルに現れています。人の命を救う医療施設の水道管が、高濃度の発がん性塗料で汚染されていたのです。この事実を前に、関係者は皆、ショックを受けました。

○……それも――単なるMDA化合物ではありません。化学分析の専門家によれば、水道管の経年劣化にともない、管の内側に塗られているMDA塗料も劣化し、メチレンとジアニリンの結合が切れ、ジアニリン=ベンゼン環が単独で、しかも水に溶け出す形で存在している事実が明白になりました。

○……ベンゼン環など芳香族系物質が、単独で不安定な構造のまま人体に入ると、安定化しょうとして細胞核を取り込み、細胞の変異を惹き起こし、変異細胞が細胞分裂を繰り返すうちに通常細胞の十倍以上の速度で増殖を続け、臓器を転移のすえ末期がんになることは、いまや医学界の定説となっています。

○……では、A医療機関の分析例は「たまたま」そうであったのか? きわめてまれな例か? そう願いたいところですが、引き続き調査した別のマンション、公営ビル、都心部の大規模ビルなど、タイプも築年数もちがう建物の水道管から、続々と発がん物質MDA塗料が析出されました。中には濃度2000PPmという、身の毛もよだつような高濃度で検出された事例もあります。
もはや、つぎのように言って、言い過ぎではありません。

 「国内のすべての水道管が、老朽化とともに、発がん性MDA(芳香族系塗料)で汚染されている……その可能性がきわめて高い」と。


○……管路診断・検査の第三者機関である給排水管路再生事業協同組合の開発したNMR法分析・診断により、日本の水道事業は、新しいステージに進み出ようとしています。

1981年いらい、先進諸国の中で日本だけが、がん発症率をじりじりと上昇させている――その背景に1970年代から法による禁止措置を受けず、事実上野放しにされてきた水道管のMDA発がん塗料と、塗料の経年劣化があるのではないか?

○……水道法規のもとで進められてきた、水源確保・浄化施設維持・水道水の 衛生消毒管理とならび、これからは水道管の診断・洗浄・汚染防止工事が、時代の必然性として急浮上し、スポットライトを浴びる――そのような「流れ」が生まれつつあります。
 「水道変革元年」のことばが、ぴったり当てはまる時代を、NMR装置による汚染物質分析調査が切り開いたといえるでしょう。

○……この小冊子は、今後しだいにクローズアップされるであろう給水管の汚染診断の技術について、近い将来に地域の「水の番人」となることが見込まれる「管路診断士」の育成を見越して作られたものです。

 国民の皆さんのどなたにも読んで頂きたい――その思いから編さんした『日本中、水道管の中は闇』が、沈滞気味の水道業界の活性化につながれば、小さな事業協同組合の喜び、これに勝るものはありません。

1-1-4❹ 芳香族硬化剤(MDA含有)の劣化対策:

発がん性塗料問題の解消へ向けて
経済産業省の施策のもと、助成事案になるまでの経緯

(!) 日本国内の水道工事現場において、硬化剤(接着剤)として発がん性MDA(メチレンジアニリン)含有塗料=芳香族系塗料が使われ始めたのは、昭和48年~50年(1970年代前半)ごろである。

我が国水道事業者の総本山である社団法人日本水道協会が、部内の「工務常設調査委員会」の審議を経て、昭和49年(1974年)5月14日付けで作成した「水道用タールエポキシ樹脂塗料塗装方法」という文書に、新たに規格化された『JWWA-K115』名の塗料と、その塗装方法の手引きが書かれている。

これが、いま問題になっているMDA(メチレンジアニリン)含有の発がん性塗料である。

同文書によればこの塗料は「常温で塗装できる」「塗膜の性能が優れていること」から昭和49年以前において、すでに実用化され、水道管・水道弁・水槽など広範囲に使われていた。

  同文書が作成された昭和49年ごろ、芳香族系塗料の発がん性や、人体に有害であることなどは、ほとんど知られていなかった。むしろ芳香族系エポキシ樹脂塗料は、在来の水道管用錆び止め塗料に代わる、工期短縮と簡便性に富んだ塗料として期待されていた。

 在来のタール系塗料の「衛生性」との関係で、代替塗料としての錆止め塗料、そのニュー・フェイス、それが『JWWA-K115』であった――昭和49年作成文書「水道用タールエポキシ樹脂塗料塗装方法」からは、そのような当時の事情がうかがえる。

表題に「水道用タールエポキシ樹脂塗料塗装方法」とある通り、その性状は徹頭徹尾タール系化合物であった。また製造と使用にあたっては、発がん性化学物質であるシンナーの添加を要した。

MDA含有塗料はタール系ばかりではないの、いや天然由来もあれば人工合成もあるの――などの弁明的解釈は、新塗料「K115」の発がん性が問題になってから言われはじめた「論」である。新塗料のデビュー当時は「水道用タールエポキシ樹脂塗料」と、直裁に呼ばれていた。「K115」は発がん性のMDA含有塗料であった。ここが、問題のそもそもを理解する上でのポイントである。

 初めは、水道管の「水に接する面」に塗る塗料として研究開発、実用化されたが、のちに平成元年に入って「水に接しない部分」にかぎって使われるよう、塗装方法の指定変更がなされた。こうなるともはや水道管用塗料とは言えない。これは1984年、WHOによるタール系塗料化合物の全面使用禁止措置が関係している

(2)MDA含有塗料に発がん性あり――というニュースが世界に伝わったのは、昭和58年4月30日、米国EPA(環境保護庁)の新聞発表によってである。

「NTP(ナショナル・トキソロジー・プログラム)による動物実験の結果、MDAに発がん性が見出されたのでTOSCA(トキシック・サブス・スタンス・コントロール・アクト)にもとづき緊急調査を開始し、180日以内に必要措置を取る」というEPA発表は、「MDA150ppm含有水を103週間、経口投与されたマウス・ラッテの甲状腺と肝臓に、がん変異が見られた」という動物実験結果、また有害物質規制法TSCCへのMDA化学物質への指定措置とあわせ、日本国内では第一報が軽く扱われたこともあって、日本国民のほとんどが、ことの重大性を気付かないまま、月日が経過した。

それから一年後の1984年、今度はWHO(世界保健機構)が、水道用タール系塗料の全面使用禁止措置を取るよう、世界各国に勧告した。

水道行政、水道業界にとって深刻な問題となるはずの、この時のWHO勧告が、日本水道協会内部でどのように受け止められたか。それについては定かではない。

 EPA、WHOの取った措置のあと直ちに、厚生省(当時)企画課によって、管更生工事に使用するエポキシ樹脂硬化剤の扱いが検討されたと言われているが、検討の経過と内容は、これまで公表されていない。

 主務官庁内部の検討の有無にかかわらず、タール系エポキシ樹脂塗料(MDA含有塗料)は、行政府や水道協会の黙認のもとに、いぜんとして水道管の内壁に半ば公然と塗られていた。そのことはまちがいない。

(3)発がん性MDA含有塗料(以下「芳香族系化合物塗料」という)が世間の注目を集めたのは、昭和60年(1985年)7月9日、北海道消費者連盟と札幌水道局との間に起きた水道工事中止をめぐるトラブル、その新聞報道によってである。

――札幌水道局がおこなっている、老朽化した水道管の錆止め工事が、北海道消費者連盟から工事中止を求められた。塗料中に米国EPAが使用を禁止している発がん性物質が含まれている疑いがあるからだ(資料2 85年7月9日「朝日」記事)。

 消費者連盟のアピールに対し、札幌水道局は次のように回答した。

――使用中のエポキシ樹脂塗料は一時間で乾くはずであり、冬期は硬化を早めるために管を温風で暖めている。塗料は事前に溶出実験をおこない、アミンの不検出を確認しており、工事には何の問題もない。

日本水道協会の意向を多分に盛り込んだ、このとき札幌水道局の「回答」には、重大な視点の欠落があった。それは水道管の経年劣化、また塗料成分の経年劣化という視点である。

差し当たって溶け出さないとしても、塗料は乾いたあと何年で劣化するのか? 将来にわたり水に溶け出すことはないのか? どのような条件で溶け出すのか? こうした視点の欠落したまま、「水に溶け出していないから大丈夫だ」式の調査研究結果と見解が打ち出されたのである。

(4)この事件を契機とし、日本水道協会内部で錆止め塗料の新規格を定める動きが活発化した。厚生省外郭団体である財団法人「ビル管理教育センター」と、日本水道協会内部に作られた委員会によって、「給排水管の洗浄・ライニングの水質に及ぼす影響に関する調査研究報告書」「水道管更生用二液性エポキシ樹脂塗料についての報告書」がとりまとめられた。

二つの報告文書に共通するのは、錆止め(更生)工事完了後、芳香族系化合物が水道水に溶け出しているか、いないかに重点を置いた調査内容になっでいることである。

 水道管路の経年劣化にともない、また塗料化合物の経年劣化にともない、成分が水道水に溶け出すのか、あるいは溶け出さないかについて、二つの報告文書は論及を避けている。

(5)上記二つの「報告」文書を受け、日本水道協会は、内部の工務常設調査委員会の審議を経て、新たな塗料規格の制定をおこなった。平成元年8月3日付け文書「JWWAK135水道用液状エポキシ樹脂塗料塗装方法」中の「水道用液状エポキシ樹脂塗料塗装方法解説」には、新しい規格塗料について、つぎのように書かれている。

「近年、タール塗料の衛生性が問題となり、タール系塗料に替わる塗料として、液状エポキシ樹脂系塗料が研究開発され、今日では優れた塗料として評価されるようになった」 文中、「タール系塗料に替わる塗料」とは、「K115」に代表される芳香族系化合物塗料、それに代わる発がん性のない安全なエポキシ樹脂塗料という意味である。

同文書にある「K135」の成分組成は、主剤はエピクロロヒドリンとビスフェノールAを反応させたエポキシ樹脂塗料で、硬化剤にはトリエチレンテトラトミンを主体とした脂肪族ポリアミノアミドまたは脂肪族アミンアダクト体とある。

これらの叙述から、新しい規格の「K135」塗料の本性は脂肪族系塗料であることが分かる。
エポキシ樹脂塗料には芳香族系と脂肪族の二通りがあり、発がん性ありは芳香族系、人体無害は新しく開発された脂肪族系の塗料である。

 前掲文書中「今日では優れた塗料として評価されるようになった」の表現には、札幌水道局と北海道消費者連盟との対立をきっかけとして、水道業界に芳香族系化合物塗料への危惧が広がり、代わる安全な塗料として脂肪族系塗料が開発され、好評を得ていた業界事情が、反映されている。

だが、人体に安全な「K135」の規格化の一方で、危険な芳香族系塗料「K115」の方はどうなったのか? それについて同文書からは何も見えてこない。

文書「JWWA K135 水道用液状エポキシ樹脂塗料塗装方法」を通読するかぎりでは、旧タイプで発がん性のある芳香族系塗料「K115」の扱いがどうなったかについては不明である。あるいは廃止されることなく、塗料リストに生きていたのか?

(6)それやこれやを疑わせるような出来事が、平成17年(2005年)一月に起きた。、 水道管の更生工事(錆止め工事)業者最大手の日本軽金属が、過去におこなった工事において、水道協会が新たに指定した「JWWA K135」脂肪族系塗料を、一度も使っていなかった事実が、「マンション管理新聞」によって報じられた。

日本水道協会の塗料規格の変更措置によって、芳香族系有害塗料は、使ってはならない塗料として、工事現場から一掃されたはずであった。だが実際には野放しに近い状態で使われていたのである。
では日本軽金属は、どこのマンションの、どの水道管において、芳香族系化合物塗料をどれほど使っていたのか? 

 日軽金の事件は、工事実態の実情を過去にさかのぼり明らかにすることによって、安全な塗料への国民の関心を高め、水道工事への信頼を取り戻す絶好の機会をもたらした。

 だが、過去に遡る工事実態の解明努力はなされなかった。担当官庁から日軽金に下された処置は「技術審査証明取り消し」という、国民から見ていま一つわかりにくいものとなった。 

この事件の起きた年、「週刊新潮」10月20日号は二週にわたる特集記事を組み、「……芳香族系塗料は日本の水道管の中には存在しないことになっているのだ。だが、実はこれが、つい昨年まで使われていたのである」と報じた(資料7)。

これに対し、業界団体である「日本管工業会」は会報21,22号において「週刊新朝の記事について」とするコメントを発表、芳香族系硬化剤にはMDAを使っているが、タール起源ではなく、合成で、その発がん性は国際基準からみて、「グループB」に入り、「発がん性があるかもしれない」範囲であるから、何の問題もないとした(資料8)。MDA含有塗料が使われ続けている事実を認めた上で、発がん性の危険は軽微としたのである。

これとは別に、東京都水道局長名で出された昭和58年9月6日付文書「都のメーターを設置した受水タンク以下装置における給水管更生工事の取扱いについて」は、「別添参考」文書「給水管更生工法の施工上の基準」のなかで、「2.使用塗料 ライニングに使用する塗料はJWWAK115」と指定していた(資料9)。
都水道局の出した文書日付は、米国EPA(環境保護庁)による芳香族系塗料の使用禁止措置からまる五ヶ月後にあたる。

 米国内での有害塗料禁止措置と、都水道局の「K115」指定の行政措置とのずれからは、芳香族系塗料「K115」(メチルジアニリン含有)の安全性への認識の差、日米の落差が目立つ。

では、昭和49年の塗料規格指定以後、芳香族系塗料「K115」は、日本国内でどれほど使われていたのか?
 専門紙「空気調和 衛生工学」誌59巻第6号に掲載された、大手ゼネコン大林組技術者らによる技術報告論文「現場ライニングによる配管更正法の現状と課題」は、芳香族系化合物塗料「K115」の規格制定以後、この工法による業界全体の工事実績は、年間で延べ2000キロの水道管に達したと述べている。

上記論文の叙述が正しければ、わずか三年の間に、2000キロメートルにおよぶ水道管において、「K115」使用の更生工事が、急ピッチで進んでいたことが読み取れる。

三年間で2000キロメートルは、機械的に類推すれば年平均660キロメートル余、二十年間で延12000キロメートルの施工量が推定される。築15年以上の水道管の多くに錆止め工事が施されていることから、水道管路内の「K115」塗布量の莫大がうかがえる。

(’7).「K115」芳香族系塗料使用の広がりを受け、厚生労働省は平成17年度厚生労働科学特別研究費補助金事業(厚生労働科学特別研究事業)として、武蔵野大学安藤正典主任研究者に「水道に用いられる塗料等からの溶出の実態と評価に関する研究」を委嘱、同名の論文を得た。

同研究報告は「研究要旨」の冒頭において、「建築物の管理者が実施する建築物内の給水管の更生工事において、規格に適合しない塗料が使用される等の不適切な施工により、これら塗料に起因する水質上の問題の発生が懸念されている」と述べている。

ここにおける「規格に適合しない塗料」とは「K135」以外の塗料、すなわち芳香族系塗料である「K115」を指している。

さらに同「研究要旨」は芳香族系塗料の水道水への溶出危険について「……二種の塗料組成の混合割合に不具合があった場合は、原料成分が残存する可能性が高く、健康影響が懸念される物質が、水道水等に溶出してくる可能性が否定できない」とのべている。

文中「二種の塗料組成の混合割合」とは、使われる芳香族系化合物塗料が、管路内壁に塗られた錆止め塗料の「硬化剤(接着剤)」として、主剤と混ぜ合わされていた事情を指している。塗料の混合の仕方によって、発がん性物質が水道水に溶け出す懸念があることを、慎重な言い回しで述べている。

安藤論文は、東京都内34箇所の水道水を採取、5種類の塗料、6種類の硬化剤との組み合わせで検体を整理、その一々において、塗料成分の水道水への溶出有無を調査し、結果として水道水への溶出は認められなかったとしている。

だが、論文筆者の視座に「水道管の経年劣化」「防錆塗料の経年劣化」は入っていなかった。経年劣化により、二種の塗料組成がどのようになるのか、その視点がなかった。

論者には「二種の塗料組成の混合割合」と「水道水への溶出」との関連を調べる問題意識はあったが、水道管路が古くなり、錆止め塗料も古くなった場合、塗料成分がどのように変化し、水道水に溶け出すか、あるいは溶け出さないかを問う視点はなかったのである。

(8)芳香族系塗料の水道管路内における経年劣化が不問に付されたまま、国中の水道管の老朽化が進むなか、平成21年夏、国会内で重要な変化が起きた。

民主党平岡秀夫衆議院議員は、「K115」規格化いらいの水道行政に関連して、「マションやオフィスビルなどの貯水槽からの給水管の劣化にともなう健康・安全対策に関する質問主意書」を衆議院議長に提出、総理大臣の答弁を求めた。

平岡質問は

①貯水槽水道において、平成元年までMDA(メチレンジアニリン)含有発がん性芳香族系塗料が使われている事実の有無

②右塗料については米国EPAの使用禁止処分が出されており、日本国内でも使用が禁止されているのではないか

③平成元年以前に建てられたマンション等で使用されたMDA含有塗料の実態調査をおこなうべきではないか

④老朽化の進むマンション等の貯水槽水道に係わる「管路内汚染」について、何らかの対策を講ずべきではないか――の四点から成り立っていた。

これに対し麻生総理の答弁書は、

①MDA含有塗料は発がん性物質として米国EPAで使用禁止となっている

②日本国内で使用禁止措置が取られたことはない

③政府による使用禁止措置は取られていない。塗料使用の実態調査の予定はない

④当面の対策は検討していない――の四点を強調するものであった。

総理大臣名のこのような答弁の根拠に、「平成17年度厚生労働科学特別研究費補助金事業」により書かれた安藤正典論文が上げられた。

これによって、芳香族系塗料の水道管からの除去を論じる者、安全な給水管路を確保しょうとする者から見て、安藤論文はいやおうなく批判されるべき存在となったのである。

こうした国会内の問答にかぶさるように、平成21年6月、欧州化学物質庁(ECHA)は、7種の非常に高い懸念のある物質(MDAを含む)の厳格な管理をヨーロッパ連合各に勧告した。

またこれより先の平成18年4月、東京都水道局は「指定給水装置工事事業者工事施工要領」文書を公表、本管からの直結増圧方式の給水工事に切り替えるさいには、その水道管について、過去の錆止め工事履歴の有無を確認すべしとした。

錆止め工事(更生工事)の過去の履歴を問うことは、必然的に「K115」MDA使用の実態解明につながる。ここにおいてようやく、過去におこなわれた芳香族系塗料塗装工事と、直結型水道官への、切り替え工事との接点が生じたのである。

(9)以上の長い経過のもと、水道業界に芳香族系化合物塗料をめぐり、国民の健康に直結する「安全な給水管路」を確保する視点から、二つの問題が浮上してきた。
 

第一に、過去において使用された芳香族系化合物塗料=MDA(メチレンジアニリン)含有塗料の集積、その経年劣化の実態解明なしには、対策解決の糸口がつかめないという問題である。

第二に、かりに経年劣化の実態調査をするとして、いったいどのような方法で、科学的・客観的なデータを得るのかという問題である。

問題の一、二は相互にからみ合っていた。実態調査手法が確定しなければ、発がん性塗料の使用実態もつかめない。使用実態がつかめないのでは、対策の立てようもない。

(10)ここにおいて、経済産業省の施策のもと、平成21年度中小企業活路開拓調査・実現化事業の助成事案として、当給排水管路再生事業協同組合の「安全な給水管路確保のための管路診断基準と改修技術」が認められ、当組合が開発によるNMR(核磁気共鳴)装置を用いた管路内壁の付着物、付着塗料の、精度の高い、客観的な分析結果が生まれるに至ったのである。
 

今まで、下記工法では芳香族(MDA含有)塗料の使用が疑われていましたが、その成分特定となる科学的証拠がなく、このままの放置が人の健康に大きな影響があることは明白でありましたが、適正な劣化対策の提案に説得性を欠いていました。

工法名(主たる施工企業)
AS・NT    荏原・小泉・日本設備グループ MDA含有塗料使用
NPC・NPL  日経金グループ MDA含有塗料使用
アクアシャトル  大阪ガスグループ 日経金との共同施工分
NSK      日本リフォーム(h19年倒産) h8年以前の施工分
この度の分析方法とその結果の詳細により、附着物の現状に即した改修技術の開発が同時に行われました。

(11)給排水管路再生事業協同組合が、「30年間追跡つづけた水道管の清浄化実現=水穂国の再生」運動は、一匹のアゲハチョウの羽ばたきに似て、微小微弱な波動である。しかし、私たちは信じている。日本国内の水道管路を人体に安全なものにし、健康によい水道官を造りだそうとする当組合の調査、対策方法の提唱が、小さな波動から「官・民」を横断した波動へと広がり、やがて国民の健康を守る大きな竜巻となることを。

1-2-1 ❶「給水管NMR(核磁気分析)検体と解析」

1章 「検体1号」
 平成21年夏――。
事件は、長さ25センチ、外径2センチの、二本の水道管サンプルから始まった。
新宿区高田馬場A医療施設の院長夫人から、出入りの一級建築士に「お風呂の蛇口から、赤い水が出て、気持ちが悪い」と連絡があった。
 訴えを受けた建築士が抜管してみると、いたるところに大小の錆びコブが見られた。だが、錆びとは別に、水道管の内側にこびりついている赤い塗料に、建築士は疑いの目を向けた。


 もしや芳香族系水道用塗料(MDA含有)ではないか?MDA含有塗料の話は、ここ二十年来、建築業界や水道工事業界でくすぶり続けている。水道管路の内側に、人体に害を与える危険な塗料が塗られているらしい、それはMDAという芳香族系化合物で、欧米では全面使用禁止措置が取られている発がん性物質だ……という形でくすぶっているのだ。
  一週間後――。
NMR法による分析スペクトルが出た。

NMR装置は、病院に置いてあるMRI=人間の身体を磁力線で輪切りにし断層写真を撮る装置=の、母親格に当たる分析装置である。
MRI(マグネチック・レゾナンス・イメージング)は画像をしめすが、NMR(ヌクレア・マグネチック・レゾナンス)は、スペクトルの分光波形によって物質の分子構造をあぶり出す。
水に溶け出した未知の物質の確定において、NMR装置は、すぐれた性能、真骨頂を発揮する。
NMRの原理はこうだ。
原子核と電子の共鳴現象のさいの、微細なエネルギーのやりとりを見る方法が、1943年に発見され、NMR法と名付けられ、何人もの科学者が、この分野でノーベル賞を受賞している。
 スペクトルD2Hによる分析で、分子どうしを結んでいた鎖が切れ、ベンゼン環を持つ化合物が、単独で「水」に溶け出している事実が発見された。

2章……「検体2号」~「検体5号」

検体2号……東京都中央区のRマンション。貯水槽水道方式の水道管。
    建物=築28年 水道管内部の錆止め工事=13年前の履歴あり。
  水道管の内壁付着塗料から、10ppm濃度の「芳香族系化合物」が検出さ
れた。MDA含有塗料である。某大手電鉄系マンション管理会社施工物件。

本来脂肪族系塗料が使用されていなければならないのに、芳香族が使用されてい
る事実が科学的に証明された。ラップライニング仕様で施工を行えば解決を得る。

検体4号……さいたま市浦和区のSマンションの貯水槽水道の水道管。 建物=築34年 管内部の錆止め工事=17年前の工事履歴あり。 水道管の内壁付着物質から、濃度2000ppmの芳香族系化合物
(MDA含有塗料)が検出された。D2H分析で、水への溶解はなし。本、サンプル提供者、既に、管路更新を行った。但し、室内専用部に関しては、緊急な診断が必要と提案。

 

1-2-2 ❷芳香族化合物(MDAについて)の見解

 京都大学名誉教授で、国際的ながん予防研究者チームの一員でもある鍵谷 勤博士=パスツール医学研究所研究員=によれば「芳香族系アミン類のNH基が酸化され、N・-OHなどになり、このフリーラジカルがDNA塩基を傷つけることが、発がんの基礎化学反応であるとする学説が有力」とした上で、「発がんとは、身体の中の正常な細胞が、発がん物質の作用を受けて、突然変異を起こし、がん細胞となること」だと指摘、「がん細胞となっても、正常の細胞とまったくおなじ発生――成長――死滅の機序サイクルを持ちながら細胞分裂するため、マクロファージ(白血球)やキラー細胞は、どれががん細胞なのか、見分けられないまま、正常細胞と認識してしまう」「増え始めたがん細胞は、リンパ球から攻撃を受けることなく、小さな浮遊物として血中を移動、あちこちの臓器に根を下ろす」 「身体のさまざまな部位で、正常細胞の10倍以上の猛スピードで増殖するがん細胞は、正常細胞を圧迫し、人体は確実に死にいたる」と語っている。

水道管路の芳香族系(MDA含有)塗料が劣化し、剥離あるいは浮遊し、他の管路内に附着、分子分離し、水に溶け出している場合はMDA塗料由来の芳香族系化合物が、がん発生の一因である。

2-1,平成29年1月 行政による水道の一体管理方針=民営化

日本水道協会傘下の東京都水道局「給水装置用新塗料規格JWWA-K-157」を使用する工法を「長命な管更生技術」と認める方針をだしました。新塗料の安全性の確保は日本の英知の結晶、長命期間は1mm厚で100年。水インフラの一代革命が始まるのです。 私達の長年の念願です 。それを体制化するにはこの分野に携わる「行政、業者、塗料メーカー、既存の水道業」などが日本の水インフラについて力を合わせることから始まると考えております


既に一度管更生(発がん性成分含む)の解決の方法

既に管更生がなされた給水管の劣化度を調査し、第二の管更生を脂肪族樹脂でボールを挿入して均一化して行い再生することで「管の延命」と「管の衛生管理」が行われる。

❶調査隊を編成してましょう。
❷行政も前向きに!!ビルやマンション、学校なども協力をお願いします。
❸マンション管理組合の協力で、共用・専用給水管更生工事も同一として予算支援下さい。
始まりは、劣化を再度美しくすることです。無駄に高価な配管取替だけが選択種ではありません。

工法は平成元年に既に開発済み、(塗膜厚0,6mm以上)

方法は故人笠原英司博士と神谷がに開発した「ボールライニング工法」で再塗装を行い実績を上げてきました。

平成23年には、東京都水道局でも工法確認がなされています。

 

平成29年には、東京都水道局より100年耐久塗料の更生工事

水道事業の新方針が示されました。

 

 

3、給水管路材質ごとの汚染付着度合いおよび

衛生管理手法の調査研究

材質の電荷作用及び給排水循環


日本の河川、殊に都市河川の60%が下水処理水と言われている。また、河川の表層水を循環ろ過して使用するので、水道管内の完全クリーン化は、私の生活様式と密接につながっている。

❶汚染物の付着しないステンレス管や銅管(本調査研究で解明)の使用を進めること
❷定期的に塩ビ等の内部を調査して衛生管理を行うこと
❸家庭や飲食店、工場排水の脱ケミカル化を図ることなどが対策としてあげられる。

水道離れを完全にストップさせるには、排水に関しても注意を喚起する必要がある。
排水(下水道)の使用料金は、水道料金に含まれます。上下水道が今からグローバルの中にさらされます。日本には、外国勢の下請け企業として傘下に入る企業はいても、日の丸を立てる水事業ベンチャーがいない。市町村に管理分割されたシステムを「組合形式」で生かせる強者企業がいません。「各自、各ビル、各マンション等、排水管清掃業者、排水槽清掃業者、洗剤業者、酵素ヤ、環境学者、みんなが地域で一体となって水循環のクリーンを担う「日本ベンチー」が生まれて真のオリンピックとなります。

墨田川の異臭は収まってきたが、皇居の周りの外堀はドブのような川で異臭を放つ。最近、お台場のトライアスロン競技場の大腸菌が通常値の21倍と報じられましたが、原因は浄化作用が生活排水の流入に追いつかないのです。 九段下の高速道路の下のコンクリで固められた川を遊覧船が時々とおります。 この流れは東京湾へと続きます。東京湾と瀬戸内海を例にとると、生活排水系59%、49%で汚染物質のトップを占めております。 毎日の食事からでる食べ残しの脂肪分だけでも 一人2g、平均家族で10g、年間で3,650gもの脂肪分が排水管に流されいます。さらにテンプラ油やサラダ油のような固形化しない油分まで加えるとその倍にもなります。これだけの油脂量を川に流した場合、魚の住める水質にするには、320トンもの水で薄めなければなりません。 また、排水管を清掃すると管はきれいになる代わりに川の水質は汚染されます。一世帯当たりで汚れは脂肪換算で300gにもなります。実に13トンもの水で薄めなければ魚は死んでしまいます。まさに川を汚しているのは他ならぬ私達なのです。

1、マンションの排水管清掃をエコ型にしましょう。酵素を併用すれば油は削減します。この一見毎年の  行事のように行なわれる清掃を、胃カメラや大腸検査のレベルの「診断・検査」と講習すれば、一気  にマンションの価値も上がります。2、飲食店から排出される油の処理を地域で連帯してエコ型で行いましょう。3、地下ピットの排水処理について も地域で連帯してナノ水流と酵素を使ってエコ型で行いましょう。

3-1 塩ビ管及びケミカル管に付着する原因は

❶電荷作用、

❷給排水循環 

❸衛生管理にアイスブラスト

塩ビ管及びケミカル管に付着する原因は❶電荷作用、

❸衛生管理にアイスブラスト

4、水循環・造水システム(四つの水づくり)

ミニ公共飲料水システム

4-1、地域ごとのミニ公共飲料水システム=水グリッドの提案

水グリッドの詳細は下記絵図をクリック下さい。

誰でもできる新水事業のイノベーション

水管理衛星による地球の幸せ